先日はボンクラージュにて珠也青春塾と名付けられたセッションライブがありました。
お店の企画ですが、ドラムの本田珠也さんをリーダー(塾長)として、他の若手が塾生として参加しました。

珠也さんの演奏は何度か聴いていて、シットインも少しさせていただいたこともあるのですが
きちんとライブをご一緒するのは今回が初めて。
一体何が起きるのかわかりませんが、とりあえずは
怒られて涙流しながら帰ってくるつもりでいっぱい勉強してこようと思い(笑)、また少しでも演奏中に音楽的な部分へ近づけたらと思いつつ臨みました。

珠也さんの演奏の大きいことに本当に驚きました。タイムもスケールも誰よりもずっと広く大きく。まるで大海原のよう。これは今まで客席で聴いていた時には気づかなかったこと。なんて自分はちっぽけに演奏しているんだろう!
それからものすごく私たちのやっているものを聴いてくださっていて、それが発展していくように音楽を組み立ててくださっているということ。
力強く前進するレガートや重いグルーヴがありながら、とても大きく音楽を捉え、そして献身的にサポートしていく演奏に感動してしまいました。

後で珠也さんにお話を伺ったところ、朝起きて、トイレに行って食事をするように、ドラムの前に座りなさい、ということでした。珠也さんにとって演奏することはそのくらい自然なことなんでしょう。
やりたいことをやって、やりたくないことはやめなさい。そうすると仕事は少なくなるけど、それでもそうしなさい。
綺麗な音を目指すだけでなく、俯いた音、寂しい音や時には思いっきり泣くことも必要、とも。
珠也さんの音楽は、生活の中にあって、とても人間的なものなのだろうなと感じました。
私も音楽と生活と感情が混じり合うように生きていこう。

大きな音楽と人生に触れることができて、本当に良い1日になりました。
私にとって珠也さんのようなミュージシャンと時間を過ごすことは本当に貴重です。
またどうかご一緒できますように。


写真は当日のメンバー
本田珠也さん、芹澤朋ちゃん、杉山慧くん、三嶋大輝さん、私